穴の中からこんにちは

ふみふみこの女の穴が面白い。

女の穴(リュウコミックス)

女の穴(リュウコミックス)

月刊リュウで書いたものなので当然読んだことがあるのだけれど、何度読んでもとてもいい。奇妙な設定に独特の説得力。そしてジュブナイルの描写。繊細でいい。女の子も可愛いし。書き下ろしの女の鬼も、よく練ってある。女の豚のつながる話だけど、最初から書くことを前提とした作りだったんだろうな。

全編を通して学園が舞台。そこで、子供を作りに来た宇宙人。兄が人面疽としてついた妹、好きの余り初老の教師を脅すドSの3つのストーリー。現実ではないんだけど妙に親近感がわく。石黒正数にも通ずるような投げかけ方。今後の作品にも大期待。

戦闘狂帝国君臨中

グランナイツヒストリーやってます。ストーリークリア済み。戦争もそこそこ。雰囲気としては7なんかと似ています。


オンラインによる国盗り合戦がメインのゲーム。しかし、戦うのはNPCで他人がアップロードしたデータってところが面白いところ。これはこれで新しい形なのだろうか。これはやっぱりいろいろあるかなってのが実情だったり。

戦闘はコスト制のコマンド形式。職業システム、訓練システム、スキルシステムなんて古き良き感じですよね。ここらへんのバランスは上手くできてると思います。キャラも元気すぎるほど動いているので当分は見てるだけで飽きないです。

トーリーははっきりといっておまけですね。王道に王道を重ねて作ったものです。個人的はいくら見習い騎士団だからと言って戦争の描写少なすぎじゃないですかね。戦争の物語でもなく御伽噺に逃げていくのはあまり感心しないです。え?そもそもそういうコンセプトだって?いやいや、戦争と御伽噺なら分かるんだけど、違うでしょう。これ。

で、この手の対人ゲームってのはカードゲームと同じでメタゲームになっていくとは思います。最初数ターンは任意設定可能とはいえ、それ込みでのメタになるでしょう。まだ新規さんが入ってきたり、日も浅いので聡明期のカオスな環境です。しかしながら、そんな中にもすでにトップメタが現れつつある。いや。ビックリ。はやいのなんの。この調子で行くと収束は早いんじゃないだろうかと危惧しています。テコ入れといってもメタ環境を抜本的変える仕様変更またはカードゲームで言う所の追加パックは来ないでしょう。

あと感じているのはAIの息詰まり感。貢献度を効率良く稼ぐとしたら手動でやるのが一番なんだけど、かなりの数をこなすため癖が読めてしまう。これ割と辛いです。結局マンネリに繋がっていくのでモチベーションに関わってくる。国盗りで盛り上がれる人はいいのだけど、そもそもプレイヤーに漠然と国盗りをしろといってるゲームなのでちょっと違和感がと思う人は少なくないんじゃないかな。目標としてはわかりやすいんだけど、何になるのかってのが不透明。この点を含めてストーリーで掘り下げていくべきだったと思うのだよね。


なんかネガティブな意見が多いと感じるかもですが私は非常に楽しみました。新規タイトルではかなりよく出来ていると感じます。ただ新規なりの課題も見えているところです。幸いスタッフの対応が早いので化けるかもしれませんが。

音の虫と私のステージ

まあ・・・ね。

はい二日目はPOLYSICS見ようかと思ったんだけどバスの込み具合見て断念。いつかタワレコの視聴で聴いて割とよかったheのところへ。なにがよかったかというとtoeっぽかったんだよね。繊細な感じがした。実際見てみたらバリバリと音鳴らすんだね。一曲だけ、綺麗な曲があったのは覚えている。

それからは目当てがないので物販行って同じステージにもどってご飯を食べていたら髪の毛のお化けみたいなのが出てきた。衣服を含め黒っぽいのでビジュアル系か?と思っていたら日本語ロック歌い始めてビックリ。オラオラ系でした。かなり全うなサウンドで。歌詞は現代っぽいけど面白いバンドだなーと思いました。

次は早めにSalyu×Salyuを見に行ったけど機材トラブルでなかなか始まらず。コーラスにノイズまじりで20分遅延。野外ならではだね。風流風流。セットリストはワーハピと同じだったけどかなり近くで見れて満足。

そのままLITTLE CREATURES見たけど座りながらでうとうとしてごめんなさい。

夕飯とみちのくプロレスを挟んでEric Chenauxを。このアーティストは知らなかったんだけどカナダのインディーズレーベルを持っていて結構な重鎮だとか。映像と音楽をやる人で、環境音楽の範疇でいいと思います。エフェクトの使い方が特徴的でちょっと過剰なんじゃないかってぐらい、どの曲でもグワングワンいいます。そこに歌が入る。素朴な感じです。ぐわぐわいうギターとは対照的。いまyoutubeで他の曲聴きながらですが、やっぱり同じ感じでした。

最後に郄木正勝です。大ファンです。最前列とりました。なぜならEric Chenauxの時から最前列だったから。実は、Eric Chenauxの演奏後、観客が一切移動しなかったのですよね。ちょっと可哀想かなと思いつつも郄木正勝人気あるんだなって思いましたよ。あと女性のほうが多かったですね。

もう私はARABAKIにyanokamiと郄木正勝を見に来たといっても過言じゃないくらいですからね。初の郄木正勝は感動ものですよ。ぶっちゃけYMOより相当でした。彼にしか弾けないピアノです。全身で弾くピアノです。それは音楽にとって一番自然なんじゃないかと。セットリストはMOTHER中継と大体同じでした。Light songとramaが入ってくらいかな。最後の出番だったのでアンコールに答えてくれたんですが、そこでやる曲がないということでした。確かに言うとおりピアノだけで出来る曲は、それくらいですものね。ボーカルにストリングスですもの。ミキサーをやればいいんですが、彼はピアノマンですし。それでもアンコールは、観客のリクエストに可能な限り答えてくれました。ophelia にTai Rei Tei Rio。エイトメロディーズも演奏してもう一度Light songで〆。いやぁ、大満足ですよ。裏で奥田民生が出てようとも。これだけで元とった感じです。
あの空間は格別でしたよね。野外ならではです。カブトムシやらカマキリやらがライブ聴きに来るのですもの。楽器隊も呼応するように奏で始めて。陳腐ですが夢のようでした。


あ、服装はあのシャツにカーディガンにスカートと全く同じでした。旅人といい装いに特徴があるようで。

音が響く青空のもとで

さて大分間があきましたが書いて行きます。8月27日28日の二日間荒吐ロックフェスティバルに行ってきました。そのレポです。

本来ならばGW中に行う予定だったこのフェス。311にて延期してしまいこの時期になりました。本当によくアーティストの都合がついたなと思います。スタッフ各位それに準ずる方には頭が上がりません。感謝の意をまず表意します。

私は初の荒吐ロックフェスだったのですが、広いですね。端から端まで20分かかるとは。サマソニとかフジ行ったことないんですが、こんなもんなんですかね。ワーハピは2ステージだけでしたし。よくわからないですね。そのかわり、どこにいても何をしていても音楽がありました。ご飯食べてる時も移動中も物販並んでいる時も。やっぱり面白い空間ですよね。

一日目午前中は会場の把握とご飯。ご飯中はサンボマスター聞いてましたが、やけに人がいましたね。次にくるり。なんていうかオーラがない。曲は曲でいいんだけどオーラがない。うん。普通の人がいい曲歌ってるって感じ。まあ、くるりに求めるところじゃないんだけど。

次、トクマルシューゴ。ファンタジックな音をライブではどう出るのかなと思っていたところ音源と顕色ない生楽器でした。あと聴いていて思ったのが、この人はリズムが偏りがちですよね。

クラムボン。流石、老舗?。圧倒的存在感とクオリティ。ファンサービスも欠かさない。郁子さんの歌を生で聞けたのはよかった。

七尾旅人。いつも着ているよくわからない服来てました。ポンチョみたいなやつ。頻繁に東北、福島には出入りしているようで、色々と考えているようで。圏内の歌なんて歌ってますが本人がぼそっと漏らした「なんにもできないんだけど」という意図の言葉が印象的でした。とてもストレートで彼の持ち味を活かした歌なんだけど、やっぱりそうなってしまうのだなと。矢野顕子的音楽観です。ライブはみんなで楽しもうというスタイルでRollin' Rollin'を歌いましたがラップ覚えてないです。でも、みんな歌わないなか頑張って歌ってました。徐々に歌い始めて一体感が出てくるのはライブならではですね。

1日目私的メインのyanokamiです。rei harakamiさんのライブ見たことなかったので楽しみにしていたのですが、致し方ないとはいえ残念に思います。ついでみたいな感じですがrei harakamiさんのご冥福をお祈りします。しかし、この演奏は矢野顕子ではなくyanokamiとしての出演でした。本人はいないけど、アッコちゃんもU-zhaanはあくまでharakamiとのステージなんだという態度でした。最初は終わりの季節。アッコちゃん一人が出てきて何食わぬ顔で歌っていきます。そもあとのMCです。待てど暮らせどharakamiがこないから一人で来たと。隣のお姉さん泣いてました。私もつられて泣きました。わからない程度に。U-zhaanがred curb演奏したり。セットリストはharakamiさんの曲がほとんどでした。演奏の方は文句なしで、アッコちゃんのピアノはいつでも冴えてます。エモーショナルでいてかつ繊細で。

一日目は、こんなもんです。ハナレグミは郁子さんでるんで見ようかと思いましたが、クラムボンで満足したので帰れる内に帰りました。二日目は明日にでも書こうかなと。

メモ

13:20〜
くるり
14:00〜
トクマルシューゴ
14:35〜
クラムボン
15:15〜
七尾旅人
16:50〜
yanokami
(矢野顕子×レイ・ハラカミ
18:55〜
ハナレグミ
with ARABAKI ROCK FEST.11 SATURDAY MICHINOKU PEACE SESSION
GUEST:
熊谷和徳
原田郁子 from クラムボン
Bose from スチャダラパー

12:10〜
POLYSICS
13:10〜
he
16:15〜
salyu × salyu
17:25〜
LITTLE CREATURES
18:25〜
MANNISH BOYS
斉藤和義×中村達也
20:15〜
高木正勝

commmons勢はセットリストが同じかもなので吉井和哉もあり。

千の音楽

いやぁ久々ですな。ようやっと暇になって暇を謳歌したため、色々書いていこうかと。

だいぶ前に参加表明していたWorldHappiness2011に行ってきました。

目当てはもちろんYMOです。そのほかにもcommmonsにゆかり深いアーティストがくるので正に私得といってところでしょうか。

そもそも野外フェスは初めてなんですよね。一人では寂しいのでネットでぼっち参加集合のお知らせに乗っかって行きました。其の方々、わからないと思いますがありがとうございました。

http://www.world-happiness.com/artist.html

出演アーティストは上のようになります。私が全く知らないのはOKAMOTO'Sと星野源。名前くらい聞いたなってのはサカナクションとかKimonosとか。他はcommmonsアーティストですし、TOWATEIとか有名ですしね。

当日は快晴。光線で熱で浮き立つどころか立つのもままならないような気温に辟易としながら始まったのがOKAMOTO'Sでした。なんというかあれですよね。パンクになりきらないブルーハーツみたいな感じ。私には受けないですが世代が違えば変わってくるかなと。
次は暑い国の男THE BOOMのボーカル宮沢和史が率いるGANGA ZUMBA。この人達すごいよね。熱い時によくこんな動くよね。歌詞も今日から想像しないようなクリティカルなこと歌ってた。
コトリンゴちゃんはかわいかった。うん。サイン貰っちゃったテヘペロ
Fenneszと教授は野外でアンビエントやるとは思わなかったよ。すごいよね。会場ポカーンだよ。教授聴かない人にはしょうが無いよね。私も野外で聴くものではないと思ったよ。
高野寛。君に、胸キュン!キュン!いや一番まっとうなライブっぽかったよ。
スチャダラパーの時は物販行きました。BOSE君ごめんね。
Kimonosって噂には聞いていたけどまともに聞くことはなかった。海外受けしそうな感じだよね。英語が綺麗。順当なロックって感じ。
LITTLE CREATURESの時から雨が降ってきた多少グダグダに。演奏は上手いからもっといいコンディションで聞きたかった。
星野源はフォーク?なのかな。しゃべり慣れてると思うよ。
K1と幸宏さんのThe Beatniks。ゆるゆる。トークからなにから。途中高野寛まで加わってもはやpupaなんじゃないかと。曲はBLUE MOON BLUEのなかからも出てたかな。どちらが先だかはわからないの。
神聖かまってちゃん。楽しそうだった。教授がなぜって思う人が多いみたいだけど、ネットと音楽に感心のある教授からしてみれば興味ないはずないでしょう。明らかに成功例なんだから。
サカナクション。この人達凄いね。これ野外かってくらい凄いライブ。音響、パフォーマンスからなにまで完璧だった。アンコール曲の東風を先にやっちゃうとか卑怯でしょう。YMOファンまでも貪欲取り込もうという姿勢はキライじゃないですよ。場馴れしているのか、よほど音楽に真摯なのかわからないけど、感心した。帰ってきてからCD借りるくらいだよ。シンセの音がよく響いて、跳ねるベースが心地いい。曲もほどキャッチーなのでライブ向け。聴いていて楽しかった。
Salyu×Salyuサカナクションのライブがかなり盛り上がってたからやりずらいかなーと思ったけど、そんなことはなかった。人力エレクトロニカともいえる「ただのともだち」の独特な毛色で、前の空気を払拭。その後もその独特な空気と人形みたいな姿で翻弄。
続いたのはYUKI。私の世代だとJUDY AND MARYのヴォーカルの印象が強いのだけどソロ活動していたのね。流行ったの結構前だよなと思っていたけど、本人は気が若いのかな。あんまり感じさせない。結構なお年なんじゃないの。白と原色がはいった衣装で踊っていたのが印象的。さすがに長いのでステージなれもしている。いやK1とか幸宏さんとか出たけれども。
TOWATEIはどこで聴いてもTOWATEIでした。いかにもテクノ。野外でもハウス気分。


でもやっぱYMOだよね。生YMOは初です。私。
http://tokio.jugem.cc/?eid=2417
セットリストはこちら。やっぱりね。ドラム叩いてる幸宏さんとベースを弾いてるハリーは違うよね。ほれぼれしちゃう。え。教授?いつもどおりでした^^。体操とかいつぶりに聴いたかというくらい。教授が声入れてたね。なによりも千のナイフとCueですよ。YMOverの千のナイフというより教授の千のナイフっぽかったかな。やっぱりあの旋律にはビビッとくるんですよ。生だとなおさら。CueはYMO随一の名曲だしね。満足満足。

あとこのセットリスト、アメリカ公園と同じらしいね。The City of Lightとかなんでやったのかなとか思ったけど、同じじゃ仕方ないか。だってさ、変わらない路地や変わらない影変わらない夕日変わらない空はもうないってことを知ってしまったわけじゃないですか。確かに空や夕日、影なんかは変わらないのだけどとその基盤のcityってのは体をなさないのでしょう。それを照らすlightってのもさぁ。ということで皮肉とか感じたんだけど邪推みたいだったね。

YMOも観れたしコトリンゴちゃんのサイン貰ったし、すごい満足でしたね。来年もいければいいんだけどどうだろうか。ちと辛い。まあ今年の内に野外フェスは楽しんでおこう。

あごはトビウオですよ。奥さん。

最近出来た仙台EDENに入っている亞呉屋にいきました。中華麺を頂いてきましたよ。
http://r.tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4011663/

名前の通りあごでだしを取ったスープが売り。若干動物系のようにも感じるのは多分気のせい。さっぱりしているのかと思ったが、あごのダシが結構インパクトがある。若干のえぐさはあるけど、それもちょうどいいアクセントとして生かしているので美味しい。中太平打ち麺の歯切れの良さも相まって食べ応えも十分。もしかしたら麺そのものを多かったのかも。最近出来たラーメン屋のなかではなかなかの所です。