プリミティブなエレクトロニクス

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なぜか今頃、タワレコのおすすめに挙がっていたので購入。
最新作である、Tai Rei Tei Rioの二年前に発売された物。もっと前のライブ音源なんだけどね。

前の記事で高木正勝ライブマンなんじゃないかって書いたけど、間違ってはなかったね。この人はライブのほうが良いピアノを弾きます。エモーショナルで、惹きつけられるような音色。ピアノ以外も音を聴かせるようなものが多い。ストリングの音、加工した人の声、それぞれが印象深く染み渡るように心地良い。

私はTai Rei Tei Rioをあまり評価していないのですが、それはあまりに民族音楽に傾倒されていていて高木正勝エレクトロニカな良し味が出ていないという理由です。で、この作品でも民族音楽的な部分が確かにあった。ああ、このころなのかな。民族音楽があからさまに音楽になるのはと。
昔から民族音楽に少なからず影響を受けていたことはわかるのだけど、それが表面的に音楽に出てくることはあまりなかった。ううむ。次回作はどうなるのかな。