マッチの持ち込みは銃殺刑となっています

新年ですか。そうですね。あけましておめでとうございます。今年は忙しくなる予感しか無いですと予防線。

去年のまとめとしてさらっと振り返ると、伊藤計劃以後という話になる。私が伊藤計劃をまじめに読んだのは一昨年か、もう一年前かに虐殺器官を合宿の課題で。その後、やはり読まねばいけないかと思いハーモニーに手をつけたのは去年でした。彼が突きつけたのは人と動物、精神の意義とそんなところを理詰め書いていった結果、あの結末が見えてしまった。かなり説得力があるものでした。私の中では壮大な子供喧嘩で落ち着いていますけども。
ま、そこではなくて人間において精神は効率的とし管理統制されたものになってしまったという結末があるということ。
これにアンサーとして瀬名秀明が希望を書いた。シンパシーエンパシーコンパッションという要素、取り立ててエンパシーというところに希望を見出した。
また、船戸一人のリビングオブ・ザ・デッドも伊藤計劃を意識した作品です。可能な限り個性を求めるた場合にどうなるか。人は社会に生きているものであるという、現代社会には当たり前なことを踏まえ、その問題に解決を図っている。
と、伊藤計劃の影響が見えた一年でした。

読み物しか言ってないけどいいよね。