mother

いや昨日の地震は痛かったね。部屋めちゃくちゃですよ。今しがた電気が復旧してご飯にありつけたわけです。

ちょうど地震があったのが、糸井重里がやっているほぼ日の企画で高木正勝のライブ中継が終わったところだったのね。このライブ中継凄くて、なぜ糸井重里高木正勝なのかというと。高木正勝がMOTHERをプレイしてピアノに目覚めたと豪語するくらいのMOTHER好きであるため鈴木慶一なんかも呼んじゃっての豪華ライブになったわけです。このMOTHER好きってのも極まっていて、世界にメロディを探しに行っちゃうほどのMOTHER好き。ゲームに影響されてアーティストになってってのが個人的には感慨深いものですね。

最初はMOTHER関係ということで鈴木慶一を呼んでフリーセッションみたいな感じ。凄いグダグダだったけどポリアンナやスノーマンを楽しくセッション。高木正勝の緊張ぶりが度を越していたのも面白かった。鈴木慶一高橋幸宏とUstやった時と別人だろというくらい大人しくて違和感が。ほんと孫と爺ちゃんみたいだったよ。

それから高木正勝自身の映像を映しながらのソロライブ。高木さんがこんなにピアノ上手いとはしらなんだ。ピアノは運動と言っていたように脈動感を感じる演奏でした。特にCrystallizedからGirlsの流れには痺れた。キラキラと流れる音楽に身を任せた幸せな時間でした。

最後に退場した鈴木慶一を呼び戻してエイトメロディーズ。バックの映像はMOTHER1のエンディング画面。いやなかなかな演出だなと思っていたら、どうやらツイッターでタグをつけて呟いたアカウントを拾って流しているらしい。くぅ…ってなったね。泣かせるよね。どうやら5000人ぶんの名前を流すようで、時間内で終わんねぇなと思っていたところ、坂本美雨が乱入!どんだけ豪華なの。またエイトメロディーズが流れる。そして美雨姉さんの鶴の一声「Zまでやろうか!」で延々をエイトメロディーズがセッションしあう3人。途中にポリアンナを挟んだり、ヤマハのお姉さんがキーボードを任せられたり、糸井さんが出てきて喋ったりしたけど、ほとんどエイトメロディーズでした。そして最後までやっちゃったよ。この人達凄いよ。私のアカウントは写ってなかったところで流れたみたいだけど十分だよ。8時半に始まって終わりが11時半ですよ。3時間のライブってものがそうそうないのにね。

糸井さんが「ゲームつくってよかったね」って言っていたのも印象的だったな。日頃ゲームはメディアですっていっている身としては特にね。

正直なところ高木正勝はTai Rei Tei Rioを聴いて民族音楽に傾倒しすぎて、エレクトロニカというより歪なフュージョンになってるんじゃないかなとか思っていたのです。今回のライブではそれが払拭されて、この人はあくまで映像音楽家なんだってことがわかった。そしてエレクトロニカでは珍しいライブマンなんだなってことも。Tai Rei Tei Rioも映像買わないといけないかな。

ともかくゲーム好きの高木正勝ファンにとっては最高のご褒美でした。地震なんてしらないよ。