みゆきテロ

最近、酒を飲んでいるときの行動パターンが増えました。前は矢野顕子素晴らしき日々を聴いて号泣するだったけど、現在はもうひとパターン加わってより号泣をするように。
それが、これ。

化粧なんてどうもいいと思っていたけれど…今夜死んでもいいから綺麗になりたい。

あたしの出した手紙の束を返してよ。誰かと一緒に読むのはやめてよ。

愛して欲しいと思っていたなんて。

どれも飾り気のない言葉ばかりなんですよ。かといって詩的であるわけでもない。それでも、この破壊力ですよ。もう切ないというものを通り越して狂気に近いところまで感じる。中島みゆきの歌い方がそうさせているところもあるけれど、この歌詞には飛び抜けたなにかを感じます。

割とカバーもされているので有名な曲なはず。もともと桜田淳子に提供した曲らしいですし。せっかくなので見つけられたカバーも載せてみようかと。

こっちが桜田淳子のもの。無機質な感じがしますね。あえてこう歌っているようにも思われます。

福山雅治がラジオで歌った音源。本人曰くカラオケでよく歌うとか。

坂本冬美Ver。演歌歌手っぽくこぶしをきかせて悲壮感がより強い仕上がりに。声が力強いので同時に女性の強さなんてのも見え隠れするのが憎いですね。

D

小田和正がクリスマスにTV番組でうたったもの。こっちから入った人も多いはず。これは爽やかにあくまでもう思い出なのといわんばかりに歌っています。中島みゆきのはとても人間的で汚い部分も一緒にだしているところ、こっちは綺麗にまとめているのも面白いところだと思います。


PS.カラオケで盛り上がっていくなかにこの化粧を投下して場を消沈とさせることをみゆきテロといいます。このあいだも気のおけない友人と行ったときもやってきました。見事でしたね。それでもいい曲だと言ってくれた人がいたので満足満足。